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Webへの移行

Passage au net    (Webへの移行) 2011年3月31日23時38分

マザリナード・プロジェクトのページへようこそ。本サイトは次のような内容についてご覧いただけるように準備しております。

・「マザリナード・プロジェクト」のこれまでの歴史と研究グループについて

・コーパスとしての《マザリナード文書》をオンラインで公開する目的について

・著名な作家(スカロン、シラノ・ド・ベルジュラック、レ枢機卿、サラザン等)の筆によるマザリナード文書を世界で初めてWeb上に公開する準備について

・このサイトの機能について

・閲覧者(一般、研究者、共同研究者、出版編集者、図書館学芸員の方)それぞれの目的にしたがって、段階的に可能となるアクセス方法について

・共同研究者の方々の作業に役立てていただくための、校訂作業のガイドラインについて

・文書の学術的校訂に関する協議の方法について

・マザリナード研究ならびに隣接する学問分野に成果を反映させる方法について

 

《Webへの移行》において、マザリナード文書研究が今日に始まったものでないことをここに明示しておきます。17世紀のフロンドの乱の時期から、すでにこれらの文書は蒐集され、整理分類され、注釈がつけられ、売買され、あるいは交換されたりしてきました。およそ2世紀の間に複数のコレクションが作られましたが、それらは売却されたり、散り散りになったり、時には装丁を壊すなど破壊的に分解されることもありました。これらの文書に対する学術的批評、価値の評価、比較等はなされず、なされたとしてもそれは一部(コレクションにせよ、地域にせよ)に限られているか、あるいは自分の党派に寄り添っている(たとえば、同時代人で宰相マザランの司書であったガブリエル・ノーデの書いた『マスキュラ』等のような)ものでした。セレスタン・モローが19世紀になってようやく、3巻本の『マザリナード文献目録』を出版し、それが今日までのカタログの基礎となり、一方でコレクターたちにとっては自分の持っている文書の価値を計る唯一の基準となります。しかしながら、それでもまだ、図書館や古文書館のあちこちに分散するコレクションは正確に記述されることがなく、例外的なケースをのぞいて、互いに関連づけられることもなく、わずかに2~3人の研究者が部分的に記述を残しているだけでした。

近年になり(1980年代のことですが)、ユベール・キャリエとクリスチャン・ジュオーの著作によって、やっとこの分野の研究にもその重要性が誰の目にも明らかになるような光が差し込みます。しかしながら、多くの歴史家は「従来の伝統にしたがって(つまりマザリナード文書を無視した状態で)」フロンドの乱に言及する姿勢を変えず、マザリナード文書という、言い換えるなら驚くべきコミュニケーションのネットワークが示す社会的、政治的、あるいは言語的な重要性については取り上げる人はいませんでした。これらの文書によるコミュニケーションが、フロンドの乱の5年間の間に、5000種類以上のあらゆる種類のテクストを生み出し、それを拡散し、町でそれを歌にして口ずさむ市井の人々のみならず、繰り返し陰謀を企てる大貴族たちにも影響をおよぼしたにもかかわらず、です。

本日、マザリナード国際共同研究グループ(これは東京大学図書館所蔵コレクションと、これを研究用コーパスとして利用できるようにすることを目的として始まった一丸禎子の仕事を中心に組織されたものです)は、皆様に次のような計画をご提案申し上げたいと存じます。まず、こうしてWeb上に公開された画像とテクストに自由にアクセスしてご覧になり、語彙に関する研究を深め、画像と転写テクスト、現代フランス語訳からなる各文書の学術的校訂版を準備し、マザリナード文書の愛好家や研究者、図書館司書の方々と協力して世界中のマザリナードコレクションとリンクすることにより、すべての文書を集めた総合目録を作成する。これは基本的に非営利の学術・研究活動でありますが、その成果は匿名ではなく、記名にて一般に公開されます。

マザリナード国際共同研究グループ(略称RIM)は、すでに2007年より、その活動内容をブログ形式で公開し、このオンライン・コーパスの準備をしてまいりました。当面、本サイト(Mazarinades. org)内での作業は、各文書の校訂と注釈のみに限定し、引き続きブログ(Mazarinades.net)にて研究グループの活動や日本語によるコンテンツ等、より広範囲なテーマを扱っていきたいと考えます。将来的に、またその必要性があると思われたときに、これら二つのサイトは一つにまとめられることになるでしょう。

私たちはぜひ皆様にこの計画にご参加いただきたく、有志の方を募集しております(詳しくはこちらをごらんください。)。校訂いただいたテクストにはご自分の名前で署名していただきます。また、インターネットでこのサイトを閲覧なさった方々からはさまざまなご意見をいただくことになるでしょう。どうか、そのときには私たちのプロジェクトがもつ歴史的かつ技術的な複雑さをお考えになり寛容なご配慮を賜りますようお願い申し上げます。

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